千葉和彦税理士事務所 宮城県塩釜市玉川1-2-40
平成24年を迎えるに当たって (平成24年1月)
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 平成23年は、ほんとに激動の年でした。そして3月11日の未曾有の大震災は、あまりにもたくさんのものを奪い去り、深い爪痕を残しました。

あの日、松島商工会議所で税務応援をしていた私は「先生、津波が来ます。早く避難してください。」という緊迫した商工会の職員の声に促され、半信半疑で車に乗り込みました。事務所に戻る途中、ラジオから流れてくるニュースを聞き、言いしれぬ不安と恐怖を感じたのを、つい昨日のことのように思い出されます。幸いにも私は山沿いを走っていたのです。

 12月14日は当社のオーナーズセミナー懇親会でした。皆様に元気を与えたいという一心で開催を決めたものの、このような時期にやっていいものだろうかとも思いました。

しかし、100名近くの多くの方にご参加いただき、私は皆様との深い絆を改めて感じ、また感謝でいっぱいになりました。元気をもらったのは私のほうでした。これからもオーナーズセミナーを頑張って続けさせていただきます。

平成24年度も新春セミナーから開始です。今回講師にお呼びした鈴木丈織(すずきじょうじ)先生は、心理学をセールスとマーケティングに実践応用し、アサヒビール㈱をはじめ、多くの企業の指導をされている方です。

先行き不透明な時代だからこそ発想の転換が必要ですし、様々な角度から経営を考えてみる必要があります。ジョージ博士は、きっと皆さんに新しい時代に向けた何らかの気づきを与えてくれると思います。ですから、一人でも多くの方に是非参加していただきたいのです。当社のホームページでもご案内しておりますので、ご興味のある方はのぞいてみてください。

 さて、平成24年度も例外なく、少子高齢化を伴う人口の減少(平成17年の12700万
人をピークに毎年60万人ずつ減り続けている)、そしてまた企業数の減少(毎年10万社ほどの減少)により、我々を取り巻く経済状況はますます厳しくなってきています。

俗に言う、右肩下がりの時代というのがこれからの時代の特徴でしょう。しかし、恐れることはありません。このような時代こそ原点に立ち返り、経営の基本原理を忠実に守り実行していけば、この厳しい環境も乗り越えることができるからです。

先ず、経営理念をしっかり打ち立て、あらゆる機会をとらえて社内に浸透をはかり、その経営理念に従って我が社のあるべき姿・・いわゆるビジョンと言われるものを社内外に宣言しましょう。ビジョンとは5年後10年後に我が社がどうあるべきか、またどうなっていたいかを社内外に示すものです。

これは、仲間と社会に対する約束でもあります。次に経営方針を決め、拡大路線でいくか現状路線でいくかをはっきりさせます。無理に拡大せず、小粒でもピリッとした「ダイヤモンド経営」も選択の一つです。

そして、この経営方針をもとに、経営戦略・・誰に何をいくらで提供するか、戦術・・具体的な行動計画を盛込んだ経営計画を立て、実行し、チェックし、軌道修正をしていくことを毎日の経営活動の中で繰り返していきます。これを地道に続けていけば経営は悪くなるはずがありません。

まだ経営計画を立てていない社長様がおられましたら、是非立ててください。そのお手伝いは我々がいくらでもさせていただきますので、どうぞお申しつけください。そして、持ち前の「なにくそ!」の精神で、皆さんとこの厳しい経営環境を乗り切っていければと思います。

 
千葉和彦 
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