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経営計画発表会に出席して
 (平成254月)

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 今月は、顧問先さんの経営計画発表会があり、立ち会わせていただきました。最初に、社長から25年度の経営計画樹立の目的、行動基本が示され、会社全体の目標売上、目標利益の発表がありました。

その後、各部署からボトムアップで前年度を振り返りながらの25年度の目標発表がありました。全社一丸となって目標に向かって行こうとする意気込みと熱意がヒシヒシと伝わってくる発表会でした。

このように経営計画を立て、発表会を実施している企業が今後益々増えてくることを望みます。しかし、残念なことに、このようにきちんと経営計画を立て、発表会まで実施している企業は、まだまだ少ないのが実態です。

企業経営は一時的に利益を大きく出すことは比較的楽ですが、利益を出し続けることは至難の技です。

すごく儲けていたように見えた会社なのに、何故潰れたのだろうと、首を傾げる会社が多いのも事実です。そのような会社は一時的に大きな利益を出したことはあるが、継続して出し続けられなかったことに原因があります。その多くの原因は成り行き経営にあります。

経営の規模にかかわらず、経営計画は必要です。経営計画が存在する企業は息が長いのですが、経営計画が存在しない会社は破綻が早いと言っても言い過ぎではないからです。

その証拠に100年以上の老舗企業を見てみると、経営計画をきちんと立てているところばかりです。理由は、経営の手法が成り行きか、そうでないかにあることは明らかです。船に例えるなら、漂流と航海のどちらを選択するのかということになります。どこに流れ着くかわからない漂流は、遭難、沈没への道です。

高度経済成長期のように右肩上がりの時代なら、波に乗っていればある程度前に進めたでしょう。事実、昭和30年代から昭和48年のドルショックまでは、7割の企業が黒字申告をしていたのです。その時代は、一生懸命仕事をしていればそれなりの成果はだせたのです。

しかし、バブル崩壊以降は、黒字申告は30%代で推移し、その後平成21年度からは20%台になっています。その結果、この20年間で100万社以上の中小企業が倒産、廃業に追い込まれたのです。

企業存続の道は、後継者の早期確保と黒字経営の継続にあります。老舗企業は早くから後継者を育成し、コツコツと黒字を出し続けてきたところばかりです。一時的に大きな利益を出すことより、適正利益をコツコツと出し続けることが重要です。

そのためにこそ「経営計画」はあるのです。まずは経営理念をしっかり打ち立てましょう。全社員にしっかりとトップの考えを示すのです。

過去のデータに経営理念のある会社とない会社の営業利益率を比較したデータがありますが、20年間で2倍以上の差が開いていたことを見てもその重要性がわかります。まずは、トップの会社経営にかける「思い」を自分の言葉でわかりやすく簡潔に書きだしてみましょう。それがまさしく「経営理念」です。ご検討祈ります。

 

 

2013330()  著 者  千葉 和彦

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